イラストレーター・グラフィックデザイナー
作品
最近のプロジェクト
Illustrated letters A-Z
昨年、Draw365というプロジェクト (www.theseekproject.wordpress.com) を始め、その一部として2010年11月に、タイポグラフィーを全く斬新な視点からA〜Zの文字をベースにした作品を作った。手書きのフォント、ポップカルチャー、幾何学などに関心があり、さらに本来の文字の形に新しい意味を吹き込みたいと考え、このプロジェクトを継続している。
Angel of Light(光の天使)の壁画
2010年10月にラゴス市現代美術センターとTriangle Artist Trustが結成したアーティストワークショップにて、ケラニー・アバス氏の協力を得てAngel of Lightを描き上げた。ナイジェリアが発電機に深く依存していることを風刺的に描写するものだ。聖書にある堕天使(悪魔)の話から影響を受けたが、発電機は羽の生えた機械であり、必要な電気をすべて供給してくれる代わりに生命と環境に多大な代償を払わないといけないということを描いている。
モノ作りについて・・・夢と野心
メディアを目立たせるために如何に自分の作品がどういう役割をするのか、大変興味のあるところだ。人々にインスピレーションを与えるためにも、自分のノウハウを国際的に交換し、自分のスキルから利益を得ることに興味がある。これをするためには、自分の作品にもっと磨きをかけ、重要人物との接点を持って新しいスキルを身につけることが必要だと思っている。その目的を果たすために2011年にイギリス留学で、グラフィックデザインのブラッシュアップコースを受講、更にナイジェリア以外でも自分の作品を披露し、米国マイミ市で美術系の実習生となり、また日本とイギリスでも自分の作品を広めるためにエージェントを雇いたいと思っている。
ナイジェリアでイラストレーターの生活をめぐって
ナイジェリアのグラフィックデザイン業界は主に広告とアイデンティティーデザインが中心であり、デザインスタジオはほとんどない。またイラストそのものは日本やイギリスのように多く使われているわけではない。僕はデザイナー/イラストレーターとして、上記以外のところにも自分のスキルを活用して、自分の作品をどんどん新しい市場に展開をして、また自分のために作った作品と商業作品(仕事)のバランスを保ちたい。
カロの毎日
毎日のルーチンは、日によるが、だいたいはメールチェック、リーサーチ、絵描きとデザインに時間を費やしている。この国での人生は、自分次第だ。たとえば停電が頻繁にあるとか、問題ばかり考え込むことに時間を費やすか、困難があっても夢を持ち続け、前向きに考えることを選ぶか。現実は思ったほど悪くないといえるだろう。
CorelDraw(コーレルドロー)の使用について
ナイジェリアでは、CorelDrawは標準の人気ベクトルソフトだ。そのため、僕もやはりデジタルの世界で作品を作り始めた頃は、CorelDrawを使っていた。しかし、やがて多くの国で標準となっているイラストレーターを取り入れるようになった。いまではどこででも通用できるよう、両方のソフトを使っている。:-)
ただ、自分に合うもの、そしてそれぞれのすばらしいところを知ることが大切だと思う。例えば、イラストレーターのペンツールはCorelDrawのツールより取っ付きやすいと思うし、またイラストレーターはカラーパレットのほうが豊富であり、Photoshopとの互換性があるという利点も挙げられる。しかし、CorelDrawは複数ページの出版物の制作に対応しており、InDesignがなくてもこういうニーズに対応できるという利点がある。また、CorelDrawにはカリグラフィーのドローツールがあって、落書きなどが気軽に作れるけど、イラストレーターはそうではない。もう一点、CorelDrawのインターフェースはイラストレーターよりも整理されているという気がするけど、CorelDrawに触れる機会が多かったせいだろうか。
ワンポイントテクニック
僕の作品の作成手順は、その時には電気が通っているか、またそのプロジェクトに割り当てられた時間にもよるが、大概は詳細なスケッチから始めることが多いと思う。スケッチをしたものはスキャンするか写真を撮り、手でトレーシングする時もあればCorelDrawまたはイラストレーターでスケッチに基づいてイメージを作成する。 または、手書きスケッチを使わないで直接CorelDrawかイラストレーターで描くこともある。マーカーとボールペンで細かい線を手で描いてそれをスキャンしてイラストレーターのライブトレースはCorelDrawのトレース機能でベクトル化した上で、Photoshopで色付けする。
- 1スケッチ、スケッチ、またそれを重ねる。
- 2描いた絵をスキャン。
- 3CorelDrawまたはイラストレーターでトレース。
- 4CorelDraw、IllustratorまたはPhotoshopで色づけをする。
- 5Photoshopで色の調整をしてテキスチャーを追加する。
- 6できあがり!
プロフィール
![]()
カロ・アクポキエール (Karo Akpokiere)
1981年5月にナイジェリア国ラゴス市生まれ。現在はラゴス市に住む。グラフィックデザインと美術の専門でヤバ技術専門学校を卒業。http://www.seekproject.com, http://www.theseekproject.wordpress.com
- 使用ソフト »
- Illustrator CS3, CorelDraw 12, Photoshop CS3 (Windows/Mac)
- 使用ハード »
- ボールペン、鉛筆、マーカー、紙、Apple Macbook (Mac OS X 10.5, 2GHZ, 1GB RAM, 80GBHD)、A3 Mustek スキャナー、 A3 HP deskjetプリンター, Windows XPのデスクトップPC (2.28GHZ, 224MB RAM 40GBHD)
- 曲線横町と日本のことを知ったきっかけ »
- クリス・ジェボンズのブログを見た。日本語を母国語とする人々向けのサイトということにすぐに惹かれた。元々、日本の美術とデザインの文化に興味があり、日本という市場にも自分の作品が紹介されることをずっと願っていたので、町人になろうと思ったのだ。





























